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書籍「金融大工」が知っている一番わかりやすい相続対策

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著者 弊社代表取締役:丸茂雄二
新書: 165ページ
幻冬舎から定価本体800円+税で、絶賛発売中!
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新刊書籍、「金融大工」が知っている一番わかりやすい相続対策から、一部をご紹介。

はじめに

皆さん、こんにちは。
今の私の本業は大工ですが、もともとは大学の経営学部を卒業後、大手電機メーカーに就職し、電鉄会社に電車の電機品や変電所の機器などを売る営業をしていました。
 営業をしていたくらいなので、自分の売っているものがどういうものなのか、概略の説明ができるくらいには理解していましたが、だんだんと自分で作ることもできないものを売ることに抵抗感を感じるようになりました。
 「自分で本当に良いものだと、自信を持って言えるものが売りたい」と思いだし、様々なものを候補に検討した結果、行きついたのが家だったのです。
 このことに気がついた私は、大手電機メーカーを退職し、大工の手伝いを始めました。最初は、現場での掃除や荷揚げの手伝いから始め、2-3年が経過するうち、なぜか「自分でも大工になれる」と思い込むようになり、何年か後には本当に大工になっていたのです。

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大工の仕事というと家を建てることだと、多くの皆さんはお考えだと思いますが、実はそれだけでは済みません。
お客さんからは、実に様々な悩みごとや、相談をもちかけられ、それらに応えるのも立派な大工の仕事なのです。

相続に関する悩みを抱えているお客様も少なくありません。
相続税といえば、弁護士、税理士に相談すれば大丈夫と思っている方も多いと思います。しかし、これら士業の方々は、現状から適切に節税する方法は知っていますが、現状をより有利な状況に変えるための知恵は持ち合わせていません。これら、士業の方々から相続税対策には不動産投資が有効だと、提案されることがあるかもしれません。そのこと自体は間違いではありません。しかし、これは上手な投資をすることが、大前提の話です。

本書では、今まで私が受けてきた様々な相談に、どのように対応したのかを実例を挙げてご紹介しています。
もちろん、すべてが、皆さんの悩みに当てはまることはないと思いますが、問題を解決するためのヒントには必ずなると信じています。

相続税にまつわる手続きに関しては、それぞれの専門家はたくさんいますが、本書でご紹介するのは、それら専門家でも気がつかない、隙間をとらえたコンサルティングの実例です。

最近、特に事業活動を行う過程で、知恵の差が生活での余裕の差になっていると、ことあるごとに感じます。
先入観や常識にとらわれることなく、また感情に流されることなく、相続に向き合っていけば、あなたのお悩みを解決できるかもしれません。
是非、参考にしていただければと思います。

弁護士や税理士にはできない?節税テクニック

相続税の節税対策は弁護士や税理士に相談すれば大丈夫と思っている方も多いと思います。
確かに資産が莫大だったり、反対に資産が少なかったり、または相続する資産が金融資産だけなら、弁護士や税理士も頼りになる相談相手であることは、間違いありません。
しかし、例えば持ち家が東京23区内にあったり、使っていない土地を所有していたりする場合、弁護士や税理士だけを頼りにするのはあまり賢い方法ではありません。

相続税を賢く節税するためには、持っている資産を少なく見せるための知恵が必要です。

しかし、弁護士や税理士は現状から適切に節税する方法は知っていますが、現状をより有利な状況、すなわち資産を少なく見せるための知恵は持ち合わせていません。

このような知恵は、弁護士や税理士ではなく、むしろ私のような「金融大工」の方が豊富に持ち合わせていたりするのです。なぜなら、相続税を理解したうえで、設計施工ができるということは、相続の条件を前提から変えることができるからです。

建て替えの時などに、この相続の状況を踏まえ、設計、施工していくと相続税の対象から外していくことも可能なので、そもそも相続税に悩むことすらありません・・・・・・・・・・

クズ土地から高収益物件を仕上げるコツ

様々な不動産投資をしてきた経験上、自信を持って言えるのは、購入する土地をいかに安く買うかが収益性を上げるポイントだということです。日本全国多少の差はありますが、建築費はそれほど大きく変わりません。一方、土地の値段と家賃の関係はだいぶ大きく変わります。

当然のことですが、総投資額が安くて、家賃が高ければ利回りはよくなります。

もともとの土地に、仮に何らかの難があったとしても、建物を建ててしまい賃貸物件にしてしまえば、家賃に差はでません。つまり、いわゆるクズ土地を安く買って、多少建築費が多くかかったとしても、総投資金額を安くして、建築スペックの高い物件を作れば、高い利回りを実現できる確率が上がります。

不動産屋は、よく「いい土地です、こんな土地はなかなか出ません。」というセールストークをよく使いますが、この言葉の主語は誰なのかということに注意しなくてはいけません。

大方は、不動産屋にとっていい土地なのです。

投資事業家になるのであれば、主語は入居者だということを強く認識しておく必要があります。入居者にとって他より広くて安くてかっこいい物件が、同じ条件の物件より安く建てられて、総投資額が低ければ、結果、オーナーは儲かります・・・・・

金融大工だからできる銀行交渉テクニック

私は住宅建設を一つの事業だと考えています。事業である以上、しっかりとした事業計画が必須です。

事業の目的は、収益を上げることです。より大きな収益を上げるためには、賢い資金調達は欠かせません。

自己資金が潤沢で、建設費用を現金で賄えるリッチな人達を除き、住宅を建設する際、ほとんどの人が金融機関からローンでお金をかりることになると思います。

多くの人は、どこの金融機関にローンを申し込んでも、大差ないと考えがちですが、実はそうではありません。

ある金融機関に1億円の融資を申し込んで難色を示された案件でも、以前からお付き合いのある信用金庫に相談したところ、二つ返事で融資が下りるようなケースも多々あり、金融機関によって対応は様々です。いきなり飛び込みで申し込みにいくのではなく、金融機関と取引のある業者の紹介を受けてから行く方が、より良い条件で貸してもらえる可能性が高くなります。

私が経営している工務店は、様々な金融機関とお付き合いがあるので、同様の案件の相談を受け、紹介をすることが多々あります。

金融機関から融資を受けるにあたり、皆さんが金融機関からどのような人物であると認識してもらうかということも、大変重要なポイントです。

 大手上場企業の要職についている、安定している会社を経営している、または奥さんもフルタイムで働いていて収入面に問題がないとか、株や債券などの金融資産が潤沢にあるなど、自分を最大化して見せることが重要です。もちろん嘘をついてはいけませんが、「この人なら貸しても、とりっぱぐれることはないな」と金融機関を安心させることがポイントです。
 自分をどの程度大きく見せられるか、その度合いによって金融機関を選ぶのが賢い方法です・・・・・・

続きが気になった方は、ぜひ本書をお買い求めください。

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タイトル:古材のティンバーフレーム
著  者:有限会社ティンバーテック代表取締役 丸茂雄二
内  容:ティンバーフレーム工法による個人住宅を紹介する写真集。木造建築として、最高峰であるともいわれているティンバーフレーム工法。その魅力をあますところなく紹介します。

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